2019年9月29日 Virtualの世界とファッションショーとライブを融合したまったく新しい催し物
FAVRIC
このレビューは、FAVRICのチケットを手に入れたある参加者の記録である。
※内容に行く前におことわり
FAVRICはスタンディングライブであるため、今回はスマホカメラでの撮影を行いました。このため画質等見苦しい点がいくつかあります、予めご了承ください。
今回の撮影ポイントは、ランウェイ正面のみとなります。
FAVRIC公式であらかじめ規定されている指示に従い写真を投稿しています。EGOISTさんの部分につきましては、公式から撮影禁止を公示されておりますので、その部分は私の記憶をたどりに記述させていただきます。ご了承ください。
- OP DJミライアカリ Vmusicメドレー
- FAVRICスタート 世界初のバーチャルランウェイが開かれる
- アイドル部+電脳少女シロ FAVRICの独自性がドバドバ放たれる
- もこ田めめめ&PPH(ピンキーホップヘップバーン)ついに実現したコラボ
- MZM(MonsterZ MATE) 今最も注目されている希少な男性Vユニット
- YuNi 燃焼率120%の衣装と共に歌う、元祖バーチャルシンガー
- KMNZ 和テイストが豊富に盛られた、まったく違うKMNZの姿
- 樋口楓 FAVRICで変わった、Newでろーんパターン
- 花譜 独特な歌声と雰囲気が、FAVRICでさらに深まる
- EGOIST トリを飾るのは、すべてがハイクラスのアーティスト
- Rookies Runway 本当の大トリは、今後が期待されるV達で締めくくり。
- 感想
OP DJミライアカリ Vmusicメドレー
18:37分、周りのライトが消え、そこに現れたのは
今回FAVRIC開始前OPは、DJミライアカリで会場の場慣らしが行われました。
曲に合わせて、ミライアカリさんが踊りまくり、会場のボルテージはどんどん加速していきました。
そもそもの名前がアカリとあってとにかく明るさが前面に押し出すミライアカリさんは、変幻自在に変わる声音、リアクションの大きさと度量はプロの芸人と戦える大きさで、時にぎりぎりを攻めるトークでマルチに活躍するVtuberTOP5の実力を持ちます。
彼女がDJチューンをちゃんとしているかどうかは別として、とにかくミライアカリが一番楽しんでおり、それが場を盛り上げてくれた一因となったのです。
ちなみにミライアカリ公式ツイートからのセトリ(セットリスト)がこちらです。
ちなみにセトリの中で好きな曲は、「Up-to-date」「Life is tasty!」「ヒトガタ」「ミライトミライ」です。なお後日、FAVRICで流れた曲で私が紹介したい曲リストをご紹介いたしますのでお楽しみに。
こうしていよいよ、FAVRIC本番が開始しました。
FAVRICスタート 世界初のバーチャルランウェイが開かれる
OPDJ終了後、いよいよFAVRIC本番。
バーチャルファッションショーという世界初の試みが始まりました。
OP後スクリーンには、主演Vtuberがランウェイに勢揃いし、その瞬間会場は大興奮に包まれました。その後主演Vtuberの皆様が続々とランウェイを歩いてきます。
メインモニターには、仮想空間上のランウェイ全体の様子が映し出されており、どのように歩いているのかがわかります。なお、今回正面のみの撮影なのでわかりにくいのですが、正面だけの姿のみならず、ランウェイを歩いている横の姿もサイドモニターに映し出されています。
既存のファッションショーによくある要素でありますが、仮想空間でもそこまで遜色なく行われることが証明されたのではないでしょうか。もしかするとこの先、Vtuberだからこそできるオリジナルなファッションショーの形態が開発されるのかもしれません。
アイドル部+電脳少女シロ FAVRICの独自性がドバドバ放たれる
ランウェイ終了後、ここからはライブパートに移ります。最初はアイドル部の皆様と電脳少女シロさんによる、.live勢のライブです。
ランウェイ中央はシロさんが清楚ドバドバに醸しながら歌い踊っていますが、実はサイドモニターには、アイドル部選抜で出演した7名の皆様も同時に映し出されています。
その次は電脳少女シロのソロパートに移ります。なお画像にあるシロさんが着ているドレスはもちろん、FAVRIC専用ドレスです。またアイドル部の皆さんが着ているコートもFAVRICのために作られたものです。
FAVRIC専用コートは、今後たくさんの人によってカスタマイズすることも出来そうな自由度の高いものとみられました。
今回アイドル部選抜で出演した7名のお名前は、「もこ田めめめ」さん、「花京院ちえり」さん、「北上双葉」さん、「木曽あずき」さん、「牛巻りこ」さん、「金剛寺いろは」さん「ヤマトイオリ」さんでした。
セットリスト
ロキ(cover)
ダダダダ天使 (cover)
おねがいマッスル (cover)
どっとライブ非公式wiki
電脳少女シロ-Twitter
電脳少女シロ-Youtube
もこ田めめめ&PPH(ピンキーホップヘップバーン)ついに実現したコラボ
アイドル部のもこ田めめめさんだけになると、そこに現れたのはPPH(ピンキーホップヘップバーン)さんでした。
実はPPHさんはもこ田めめめさんの大ファンで、彼女とのコラボを切望していたのです。それがFAVRICでついにコラボすることになり、PPHさん本人はもちろんのことファンも待望していた夢が現実となりました。
そしてここからはPPHのソロパートとなります。
ピンクを基調としたPPHさんらしいライブで、テンポ感から踊りまでPPHさんの世界観一色に染まっていました。ポップティーンからも支持されてもおかしくはないでしょう。
セットリスト
PPH&もこ田めめめ
ワールドエンド・ダンスホール (cover)
PPH
P!NGPONG QUEST
アイドル活動 (cover)
MZM(MonsterZ MATE) 今最も注目されている希少な男性Vユニット
ここから雰囲気が変わって、今人気男性Vtuberユニット、MonsterZ Mateが参戦。
MonsterZ MateはVの中でも珍しい男性Vtuberユニットであり、クリアな歌声が特徴的なアンジョーさんと、軽快なラップと頭の切れが凄まじいコーサカさんが2人でFAVRICの世界にやってきました。
専用衣装は重厚感のあるジーパンとジャケット、それぞれのイメージカラーを合わせたシャツが特徴的で、お二方のイメージにぴったり合わさった、デザイナーの本気がうかがえる衣装です。その本気さを受け取って、MZMのお二方もノリノリで歌い上げていました。
さらに3曲ともMZMオリジナル曲だけあって、雰囲気もテンポも、そしてFAVRIC専用衣装もすべてがばっちり決まっていたライブパートでした。
セットリスト
千年愛
Diver×Diver
hero_
MZM-Twitter
MZM-Youtube
MZM コーサカ-Twitter
MZM アンジョー-Twitter
YuNi 燃焼率120%の衣装と共に歌う、元祖バーチャルシンガー
登場からいきなりその歌声は透き通るほど響きました。この透き通った歌唱力をもつVtuberこそ、YuNiさんの最大の武器です。
ここでもバーチャルならではの周りを炎でコーティングした専用衣装が、YuNiさんをより引き立てています。ちなみにこの炎はYuNiさんのコンディションにより変化するそうです。
セットリスト
透明声彩
ウタオウヨ、ウタオウヨ
KMNZ 和テイストが豊富に盛られた、まったく違うKMNZの姿
まさにFAVRIC色に一番染まっていたKMNZ。バーチャルHip-Hopユニットとして、その歌声とラップのスキルに加え、2人のメンバーがそれぞれ違った個性をお互いに引きあっています。
Hip-Hopミュージックに、和テイストが加わった衣装で普段歌われているKMNZさんのイメージががらりと変わりました。
KMNZさんはおそらく今回のFAVRICのイメージと一番フィットしていたといっても良いでしょう。
セットリスト
Augmentation
VR
KMNZ LITA – Twitter
KMNZ LITA – Youtube
KMNZ LIZ – Twitter
KMNZ LIZ – Youtube
樋口楓 FAVRICで変わった、Newでろーんパターン
にじさんじ所属VtuberでJK組と呼ばれている最古参メンバーの一人である樋口楓さん。通称でろーんさん。
樋口楓さんは予てから歌唱力の高さに定評があり、にじさんじの中でも随一の実力を持っております。私自身樋口楓さんの歌声を良く知りませんでしたが、ひとたび歌うと力強さとキレのある声の瞬発力に驚きました。
しかし、驚くのはそれだけではありません、樋口楓さんのFAVRIC専用衣装には、驚くべき仕掛けが施されていました。
なんと、声援が送られるたびにデザインのパターンが変わりました。
こんな誰も見たことのないエフェクトが施すことができるのは、仮想空間の衣装ならではのものではないでしょうか。樋口楓さんのライブパートは、FAVRICの衣装パフォーマンスの恩恵を存分に受けておりました。
セットリスト
MapleDancer
響鳴
花譜 独特な歌声と雰囲気が、FAVRICでさらに深まる
花譜さんが登場するや否や、会場の雰囲気が一気に変化しました。
若干15歳にしてYoutube動画再生回数が2000万回を突破。さらにはパトロンから支援を受けワンマンライブまで行われるほど、バーチャルシンガーの中で大注目を浴びている花譜さん。
花譜さんの持つ独特な世界観と特徴的な歌声は、FAVRICでさらにブーストが掛かりました。もちろんこちらも専用衣装となっています。
この衣装もFAVRIC独自のエフェクトが施されており、3曲目の最後のパート付近に差し掛かると、衣装が変化します。
15歳にしてここまで重厚な世界観をもっているアーティストは本当に希少です。
セットリスト
きみがいいねをくれたら (cover)
Plastic Love (cover)
魔女(mix)
EGOIST トリを飾るのは、すべてがハイクラスのアーティスト
お断り
EGOISTさんの写真撮影はFAVRIC公式から禁止されているため、写真等はございません。ご了承ください。
supercell、ryoさんがプロデュースする音楽グループ、EGOIST。Vtuberの楪いのりさんがボーカルを務めているEGOISTは、映画のタイアップをいくつも受けており、その歌唱力と世界観まですべてがハイクラスでした。
衣装もそうですが、何よりも楪いのりさんの姿がほぼリアルに近かったのが印象的でした。衣装とFAVRICの世界観にマッチした曲の数々に、観客も息をのんで聞いていました。
セットリスト
名前のない怪物
The Everlasting Guilty Crown
英雄 運命の詩
咲かせや咲かせ
EGOISTさんパートの最後の曲である「咲かせや咲かせ」は、主演Vtuber全員がメインスクリーンに登場しその様子を見ることができました。曲が終わるとカーテンが下り、こうしてすべてのライブパートが終了しました。しかし終了後すぐ会場からはアンコールの嵐が吹き荒れる事態に。
待つこと5分、ついに・・・。
Rookies Runway 本当の大トリは、今後が期待されるV達で締めくくり。
事前に選ばれた60名以上のRookiesの皆様が、「Dear」に乗せてエンディングを彩りました。
なおサイドのスクリーンにはRookiesに選ばれたVtuberの皆様が写っており、イメージとしては中央ステージだけではなく、ランウェイにもVtuber達が集まっていました。この中から新たに次のFAVRICに選ばれるVtuberが現れるのでしょう。
セットリスト
Dear(cover)
2時間以上に及ぶFAVRICは、すべて無事に幕を下ろしました。
感想
未知の領域に踏み込んだバーチャルファッションショーFAVRIC。それはバーチャルの世界という新しい領域下の中で行われた、新時代のファッションショーでありました。
バーチャルの世界は現実世界に沢山の応用を効かせることができる。そんな印象を強く受けました。
参加者の皆様、出演したVtuberの皆様と支えるスタッフの皆様、FAVRIC関係者の皆様、本当にお疲れさまでした。
おまけ:帰りの幕張メッセ周辺の風景と、有楽町駅方面の風景。
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